『最強のふたり』

◆Movie Infomation◆
■作品名:最強のふたり
■DVD販売元: アミューズソフトエンタテインメント
■原題: Intouchables
■公開年:2011年
■発売日: 2013年3月22日
■製作国:フランス
■配給:ギャガ
■上映時間:113分
■監督・脚本:エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ
■キャスト:フランソワ・クリュゼ、オマール、・シー, オドレイ・フルーロ、アンヌ・ル・ニ

介護の現場で求められている本音とは?

車椅子で生活する大富豪の紳士・フィリップ(フランソワ・クリュゼ)と、介護者として雇われたスラム出身の黒人青年・ドリス(オマール・シー)が、垣根を越えて友情を結ぶ、実話を基にしたヒューマン・コメディー。

不慮の事故で全身麻痺になってしまった大富豪のフィリップの元へ、生活保護申請に必要な不採用通知を目当てに面接にきたドリス。前科者で乱暴な態度をとるこの青年を、周囲の反対を押し切ってフィリップは採用する。これまでフィリップが受けてきた、周囲の丁寧な腫物にさわるような扱いとはまったく異なり、ドリスの障がい者を障がい者とも思わないような言動に、フィリップは翻弄されながらも刺激を受け、しだいに生活は楽しさと笑いに満ち溢れていく。またドリスもまったく携わるつもりがなかった介護の仕事にとまどいながらも、フィリップに次第に心を開き、新たな生活環境の中でこれまでとは異なる人生を歩んで行こうとするが……

この映画で描かれているのは、老人に対する介護ではなく身障者への介護。だが同じ「介護」というフィールドでは、いかに相手と接することが大切かという、根本的な部分は同じだろう。資格をもったエキスパートで安心できる介護者ではなく、容赦ない乱暴者を選んだフィリップは、たんに退屈な刺激だけを求めてのことではなかったはずだ。介護者と患者という関係ではなく、人と人、あるいは男同士の本音を語れる相手が必要としていたのではないだろうか。そんな介護の現場で求められている本音の部分が、この映画の中にある。

2011年11月にフランスで公開され、年間興収第1位の大ヒットを記録し、ヨーロッパ各地でも第1位を獲得したこの作品は、ハリウッドでリメイク版が出る動きがある。今後も引き続き多くの人に笑いと感動を呼び起こすことだろう。

<中条>

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