ケアマネの資格取得要件、実務経験を5年→3年に 厚労省 対象資格の拡大も提案へ

厚生労働省は27日の審議会(社会保障審議会・介護保険部会)に、介護支援専門員の資格取得要件の緩和を提案する。

必要な実務経験の年数を、現行の5年から3年に短縮することを打ち出す。あわせて、対象となる法定資格に次の5つを加える意向も示す。

加えられる法定資格(案)=診療放射線技師、臨床検査技師、臨床工学技士、救急救命士、公認心理師。

ケアマネジャーの資格取得要件は現行、保健・医療・福祉に関する法定資格に基づく業務、または一定の相談援助業務に従事した期間が通算5年以上の人と規定されている。

厚労省はこれを緩和し、ケアマネジャーを新たに目指す人の増加につなげたい考え。27日の審議会では、「医療・介護の連携の要として、多様な背景を持つ人材の参入を促進する」とも説明する。

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