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2024.1.10
介護コミュニケーションアドバイザーってどんな資格?試験や介護職での活かし方を解説!
介護の現場では、さまざまな人と関わりながら仕事をするため、コミュニケーションが非常に大切です。
しかし、介護士のなかには利用者さんと上手くコミュニケーションがとれずに悩みを抱えている方も多くいます。
そこで近年注目されているのが「介護コミュニケーションアドバイザー」の資格です。
介護コミュニケーションアドバイザーは、介護の現場で必要なコミュニケーションスキルが身につくため、利用者さんとの関わりに役立ちます。
介護士としてスキルアップを目指したい方は、ぜひ参考にしてみてください!
介護コミュニケーションアドバイザーとは?
介護コミュニケーションアドバイザーは、介護の現場で活かせるコミュニケーションスキルが身につく資格です。一般財団法人日本能力開発推進協会が認定している民間資格です。
要介護者の気持ちを理解し、介助時に適切な対応や声かけを実践するための知識を学びます。
高齢者の中には普段通りに接していても、急に機嫌を損ねてしまったり理解できない行動をとったりする人がいます。そのせいで、仕事が上手く進まずストレスを抱えてしまう介護士の方も多いです。
介護コミュニケーションアドバイザーは、高齢者に対する適切なコミュニケーション技術が身につくため、利用者さんやそのご家族との信頼関係の構築に役立ちます。
そのため、介護士としてスキルアップしたい方や、部下や後輩へ適切な指導を行いたい方に適した資格です。
介護コミュニケーションアドバイザーで得られる知識・できることは?
介護コミュニケーションアドバイザーで得られる知識やできるようになることは、以下の2つが挙げられます。
・介護に必要なコミュニケーションスキルが身につく
・介護がスムーズに行えるようになる
それでは、1つずつ解説していきます。
介護に必要なコミュニケーションスキルが身につく
介護コミュニケーションアドバイザーでは、介助時の適切な声かけや対応を学びます。
高齢者に対する敬語の使い方や傾聴などが自然とできるようになるため、介護に必要なコミュニケーションスキルが身につきます。
最終的には、利用者さんに寄り添った介護ができるようになるため、質の高い介護が可能となるでしょう。
介護がスムーズに行えるようになる
介護コミュニケーションアドバイザーを取得することで、介護の現場で役立つ高度なコミュニケーションスキルが身につきます。
人や場面に適したコミュニケーションは、信頼関係の構築に役立ちます。
利用者さんやそのご家族と信頼関係の構築ができると、介護がスムーズに行えるようになり、仕事への自信にもつながるでしょう。
介護コミュニケーションアドバイザーが活躍できる職場・就職先は?
介護コミュニケーションアドバイザーは、学んだ翌日から介護の現場で実践できる知識ばかりです。
そのため、特に介護現場で働く方であれば、間違いなく役に立つ資格といえるでしょう。
また、福祉業界や医療業界の方にもおすすめです。
介護コミュニケーションアドバイザーは、食事や着替え、排泄などさまざまな場面での適切な介助対応や声かけを学びます。
そのため、要介護者と関わる機会が多い職場では、介護コミュニケーションアドバイザー資格を活かすことができるでしょう。
他にも、親や祖父母など家族に要介護者がいる人にとっても、取得する価値のある資格です。
介護コミュニケーションアドバイザーの受験資格
介護コミュニケーションアドバイザーの受験資格には、年齢や学歴、職歴などの制限は設けられていません。
指定の講座を受講すれば、学歴や職歴、介護経験の有無に関係なく資格取得を目指すことが可能です。
一般財団法人日本能力開発推進協会によって指定されている教育講座「介護コミュニケーションアドバイザー資格取得講座」の全カリキュラムを修了すると、検定試験を受験することができます。
介護コミュニケーションアドバイザー検定試験の概要
介護コミュニケーションアドバイザーの受験費用や申込方法など、試験の概要について詳しく解説していきます。
■試験日程
介護コミュニケーションアドバイザーの検定試験は、「介護コミュニケーションアドバイザー資格取得講座」の全カリキュラム修了後であれば、いつでも受験できます。
万が一、不合格だった場合は、何度でも好きなときに再受験が可能です。
■受験料
「介護コミュニケーションアドバイザー資格取得講座」の受講費用は49,600円、介護コミュニケーションアドバイザー検定試験の受験料は5,600円です。
資格取得講座は、申し込みする期間によってはキャンペーン割引が適用となり、上記の価格よりも低額で受講できる場合もあります。
■申込方法
介護コミュニケーションアドバイザー検定試験は、認定協会である一般財団法人日本能力開発推進協会に申し込みます。
協会ホームページの「検定試験申し込み」にて、必要事項を入力し申し込みを行ったうえで受験料を支払うと申込完了です。
協会側が、全カリキュラムの修了・申し込み・受験料の納付を確認すると、試験問題が発送されます。
■受験会場
介護コミュニケーションアドバイザー検定試験は、在宅での受験です。
受験会場へ行く必要がないため、仕事が忙しい方でも無理なく試験に挑戦できます。
介護コミュニケーションアドバイザーの試験スケジュール
これから介護コミュニケーションアドバイザー取得を目指す場合、いつ頃までに資格を取得できるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
介護コミュニケーションアドバイザーの資格取得までの学習目安期間は、3か月ほどです。
1か月目は基礎編テキストを使用し、介護コミュニケーションの考え方を中心に学習します。
1か月後には、要介護者に対するコミュニケーションの取り方を習得し、相手の気持ちを理解して共感できるようになります。
2か月目は技法編テキストを使用し、声のかけ方や話の引き出し方など実践的な学習が中心です。
2か月後には、コミュニケーションの大切さが身につき、実際に現場で高度なコミュニケーションを実践できるようになります。
3か月目は実践編テキストを使用した、認知症の人や怒っている人の接し方など、より難易度が高く実践的な内容の学習です。
3か月後には、さまざまな場面で対応できる応用力のあるコミュニケーションスキルが身につきます。
各カリキュラム終了後には、添削問題の提出が必須です。
すべてのカリキュラムを修了すると、介護コミュニケーションアドバイザー検定試験に挑戦できます。
合否判定は約1か月で届き、合格者には認定証と認定カードが付与されます。
介護コミュニケーションアドバイザーの試験内容
介護コミュニケーションアドバイザー検定資格をスムーズに取得するためには、試験内容を把握しておくことが大切です。
ここからは、介護コミュニケーションアドバイザー検定試験の試験形式や出題範囲、合格基準などについて解説していきます。
■試験出題範囲
介護コミュニケーションアドバイザー検定試験の出題範囲は、以下の通りです。
・相手本位の言葉かけ、敬語
・トータルコミュニケーション
・傾聴、受容、共感
・さまざまなコミュニケーション技法
・場面ごとに適切な声かけ、応答
・コミュニケーション力向上のためのトレーニング法
すべてテキストに載っている内容であるため、テキストを中心に学習していくことで合格を目指せるでしょう。
「介護コミュニケーションアドバイザー資格取得講座」では、テキストだけではわかりにくいポイントを動画で確認することもできます。
移動時間や休憩中など隙間時間に動画を確認することで、より介護コミュニケーションに関する理解を深めることが可能です。
■合格基準
介護コミュニケーションアドバイザー試験は、得点率70%以上で合格です。
合否判定は、答案用紙送付後1か月程で自宅に通知が届きます。
■合格率と難易度
介護コミュニケーションアドバイザー試験の合格率は、公表されていません。
しかし、介護コミュニケーションアドバイザーの試験は在宅で実施し、試験中のテキストの持ち込みや確認が認められています。
学習した内容を丸暗記する必要がないため、試験の難易度もそれほど高くはないでしょう。
そのため、試験会場の雰囲気が苦手な方や暗記が苦手な方でも、無理なく取得を目指せる資格です。
介護コミュニケーションアドバイザーを取得するメリット
介護コミュニケーションアドバイザーは、介護職に従事する人にとってメリットが大きい資格です。
介護コミュニケーションアドバイザーを取得するメリットは、以下の2つが挙げられます。
・利用者さんやそのご家族との信頼関係を築ける
・介護士としての自信につながる
介護コミュニケーションアドバイザーは、介護現場でのコミュニケーションスキルの高さを証明できる資格です。
高いコミュニケーションスキルが身につくことで、利用者さんやそのご家族からの信頼度が高まり、信頼関係構築に役立つでしょう。
相手から信頼されることによりスムーズに介護ができるようになるため、学ぶ前よりも仕事上での悩みやストレスが軽減され、より仕事を楽しむことができます。
介護コミュニケーションの理解を深めると、自然と利用者さんやそのご家族、職場内には笑顔が増え、介護士としての自信につながるでしょう。
介護士として自信を付けたい方やスキルアップしたい方は、介護コミュニケーションアドバイザー取得を目指してみてはいかがでしょうか。
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