高齢者施設「施設内療養の補助金」は23年3月まで延長

一時的に感染の落ち着きを見せていた新型コロナウイルスですが、冬の季節を迎え感染者が増加傾向にあると連日報道されています。

また、今年の冬は、昨年と比べてインフルエンザの患者数が増加しており、コロナ・インフルの同時流行も懸念されています。

コロナとインフル、同時流行に備えるためにすべきことは?

 

そんな中、新型コロナウイルスに感染したものの入院治療が必要ない人、感染が確認されたけれど無症状の人は、自宅などでの療養をすることになります。介護施設に入居中の高齢者であっても状況は同じで、今後も施設内療養をするコロナ患者が増加するかもしれません。

高齢者施設で療養しつつ介護サービスを受ける高齢者がいる場合、介護サービスを提供する施設側は補助金を受け取ることができるのを知っていますか?
この施設内療養への補助金制度が2023年3月末まで延長となることが、厚生労働省から発表されています。

高齢者施設・介護施設での、利用者・入居者の施設内療養に対して支払われる補助金は、2023年1月時点で次の通りです。

<補助金の金額>
・施設内療養1名あたり1万円/日(通常補助)
・療養者数が一定数を超えた場合に、1名あたり1万円/日を追加補助
(小規模施設(定員29人以下):同一日に2人以上)
(大規模施設(定員30人以上):同一日に5人以上)

通常補助と追加補助を合わせて最大30万円まで

<期間>
症状あり:発症日から10日間
(10日後に療養解除基準を満たさない場合は最大15日まで)
症状なし:検査日から7日間
(※検査・陽性判定が2023年1月以降の場合)

高齢者の生活を支援するため、介護施設では通常時以上の感染症対策を行っていることと思います。少しでの施設での負担を軽減するため、こうした補助金制度をぜひ活用してみてください。

 

参考
厚生労働省 事務連絡「高齢者施設等における施設内療養に関する更なる追加的支援策の対象拡大及び期間延長について(その4)」(令和4年12月23日)
厚生労働省「令和4年度新型コロナウイルス感染症流行下における介護サービス事業所等のサービス提供体制確保事業の実施について」

 

 

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