介護職員の給与アップ新加算「介護職員等ベースアップ等支援加算」スタートに向けた審議へ

令和4年度(2022年度)の介護報酬改定で、新たな処遇改善加算がスタートすることが発表されました。

「介護職員等ベースアップ等支援加算」と呼ばれるこの加算、現状の処遇改善加算にプラスで算定でき、働く職員の基本給アップに使用することとされています。介護職員の賃金アップに期待大です。

新加算「介護職員等ベースアップ等支援加算」

介護業界で働く職員の処遇改善に国を挙げての対策が必要とされています。
令和4年度(2022年度)の介護報酬改定で、「介護職員等ベースアップ等支援加算」という新加算がスタートすることが明らかになりました。

対象となるのは、処遇改善加算Ⅰ~Ⅲのいずれかを取得している事業所で、申請が必要。

事業所ごとに、常勤換算の介護職員1人当たり月9,000円に相当する額を、加算として支給されることになります。
2022年8月から申請受付がスタートし、10月分からの支給開始となる予定です。

現行の介護職員等特定処遇改善加算と介護職員処遇改善加算の対象事業所であれば申請できる加算となるので、現場で働く介護職員一人一人の賃金アップに期待が高まる加算です。

参考:「令和4年度介護報酬改定について」第208回社会保障審議会介護給付費分科会資料

 

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